正しく持っていい音を。

正しい持ち方してますか。

今回はマイクの持ち方のお話です。

カラオケやステージで歌うときに使うマイクですが、 持ち方によって音の拾い方や音質にすごく影響を与えます。

好きなボーカリストの持ち方を真似て持っている人もいるかと思います。

その持ち方は、そのアーティストの個性なのでそれはそれで全く問題ないのですが、PA的な視点で見た時に、「その持ち方は良くないなー」という場面にちょいちょい出くわします。

ボーカルなんかで使われているマイクは、単一指向性といってマイクの網の部分、(グリルボール、ヘッドと言います)の正面が、一番良く音を拾うように作られています。

ですので、マイクヘッドの正面に口元が来るようにしましょう。

グリルボールのすぐ下あたりのボディを持つのが良いかと思います。

見た目はかっこいいヘッド部分を包むような持ち方は PA 的にはアウトです。

ヘッド部分を包むと音量が上がったように聞こえますが、音質は中低音が強調されたような音になってしまいますし、ハウリングしやすくなります。

また、マイクには有線と無線(ワイヤレス)があり、有線であればマイクの下にはケーブルが接続されており、ワイヤレスの場合はマイクの下にはアンテナが内蔵されていることが多いです。

どちらもマイクの下の部分を持ってしまうと

ケーブルに負荷がかかり接触不良の原因になる

または

アンテナが覆われて電波の妨害になる

リスクが高くなるので

下を持ちすぎるのもNGです。

持ち方によってはハウリングも

ハウリングは

スピーカーから出た音をマイクで拾ってしまい、その音が再びスピーカーから出ることでループを起こしてしまう

現象です。

手持ちで使用している時にありがちなのが、使っていないと時にマイクを下におろしてて、マイクの先端が足元にあるスピーカー (モニタースピーカー)に向いてしまい、ハウリングを起こしてしまう事です。

しゃべったり歌ったりしていなくても、周りの雑音を拾ってループしてしまいます。

マイクはスピーカーに近づけないようにしましょう。

ちょっとした事に気を付けるだけで、クオリティがぐっ!と上がります。

ぜひ正しいマイクの持ち方でいい音を届けましょう。

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